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【魅力ある山寺】

活動報告

【魅力ある山寺】

桜が満開に咲き誇っている山形県内。
本日14日は毎年、山寺「立石寺」に赴きます。特に今年は、観光を担当する立場なので、気持ちの入り方もちょっと違っていました(笑)

実は本日、知る人ぞ知る最後の遣唐使として唐に渡り、日本に戻ってきてからは、天台宗第3代座主として仏教布教に人生をかけた慈覚大師(じかくだいし)円仁大僧正の誕生日で、山寺にて『円仁祭』が開催されているのです。
この催しは、ここ山寺のみならず、日中韓3カ国の僧侶が一同に日本時間午前9時に世界平和を祈願し、 同時に各国寺院で鐘を鳴らしたのが始まりと言われている行事で、今年で17回目を数えます。

慈覚大師は、松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入蝉の声」で有名なここ山寺(立石寺)、宮城県松島の瑞巌寺,岩手県平泉の金色堂で有名な中尊寺、青森県恐山の地蔵堂など東北地方93寺院を再興してくださったと研究もされています。

私たち山形県民は、小学校や中学校の時分に1,000余段の石段を上り、山頂の奥の院へ参拝をした経験があります。
私もその一人。
ふと振り返ると、それ以来何十年と山頂へ参拝をしたことはありませんでした。
桜の花がそうさせたのか、春の陽気に誘われたのか、はたまた慈覚大師が導かれたのか…。私は革靴スーツ姿で山頂まで登って来ちゃいました(笑)

いや〜、気持ちよかった。眺望も達成感も疲労感も、本当に心地よかったです。
みなさんもぜひ山寺へお越しください!

これからの季節こそ、山寺の魅力を存分に感じられる時の到来です。
そして、「岩にしみ入る蝉の声」をぜひお聴きいただければと思います♪