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【文教公安常任委員会 県内視察~置賜編~】

活動報告

【文教公安常任委員会 県内視察~置賜編~】

村山・置賜地方の県内視察二・三日目のご報告。

  1. 『南陽警察署』
    山形県内警察署の管内状況や運用状況を
    調査をさせていただくために
    地元隣接の南陽警察署へ。
    山形市に抜ける
    県道5号(山形南陽線:通称「小滝街道」)を
    はじめとする交通事故多発地域における
    死亡事故等の再発防止に向けた
    追加対策について。

    さらに、置賜地方唯一の射撃練習施設併設、
    外国人技能実習生への災害時避難指導や
    防災・防犯教育面での企業連携強化策、
    県議会からの対応要請で予算化した
    災害対応装備(救命胴衣・ヘルメット等)の
    配備状況など多岐にわたる
    内容について調査を行いました。

  2. 『川西町立小松小学校教科担任マイスター制度』
    本県小学校はこれまで
    「一人の担任がすべてをみる」体制から
    複数の教員が子どもたちを
    あらゆる方面から理解し、
    指導する体制への取組みを深化しています。

    教科ごとの専門性を高めることによる子どもたちの学力向上だけでなく、
    教員自身がやりがい・働きがいを
    持つことが重要さや
    不登校の児童へのアプローチや信頼関係など
    教員が子どもと向き合う時間を確保しながら
    相互理解・相互尊重の
    職場環境づくりを行っていました。

    教育は時間がかかるもの。
    だからこそ
    地域・家庭の支援を受けながら、
    今後数年かけて制度の効果を
    検証していき本県の目指すべき
    道程を見いだしていく予定です。

  3. 『二校統合として新設された県立米沢鶴城高等学校』
    本年4月7日、
    県立米沢工業高校と米沢商業高校が統合し
    新たに県立米沢鶴城高等学校として
    産声を上げました。

    校名の『鶴城』は、
    現在の上杉神社に築城されていた
    米沢城の別名「舞鶴城」の愛称に由来。
    さらに、城趾近くに設立されていた
    米沢工業は、同窓会名を「鶴城工親会」と。
    米沢商業は、校歌にも挿入されている上、
    学校文化祭を「鶴城祭」と名づけるなど、
    両校にとって親しみ深い言葉なのです。

    これまでも地域に愛されてきた
    工業・商業高校としての
    アイデンティティを構築しながらも、
    「われわれ自身が地域の一員」という
    意識で地域に貢献する取組みも行なっています。
    生徒や保護者ニーズもあり
    令和8年度からは、
    夜間定時制が中間定時制になる予定。
    伝統的なイメージにとらわれず、
    新学校として未来の生徒の育成に
    注力されているとても魅力的な学校です!

  4. 『県立米沢女子短期大学と県立高等学校連携事業』
    米沢鶴城高校をはじめ県立高等学校との
    教育交流協定締結による取組みを調査。

    山形県公立大学法人は、
    米沢女子短期大学と米沢栄養大学の2大学を
    管理運営しています。
    調査した協定の目的は
    「大学と高等学校が互いに協力し、
    教育交流を通じて高等教育と大学教育の
    活性化を図ること」。
    現在、鶴城高校・米沢東高校・高畠高校の
    3校と協定を締結しています。

    ・課題探求学習に関する支援
    (高校側の要望で新設)
    ・大学の授業科目への高校生の受け入れ
    ・大学教員による出前講座
    (小・中学校にも派遣要請あり)などを
    行っていました。

    米沢女子短期大学は、
    1年時から非常に勤勉な大学で編入学が
    非常に多いのが特徴。
    就職も含め、卒業後の進路に関する
    情報提供や相談を行う
    「キャリア支援・進路サポート体制」も
    充実しており
    卒業生は多様な進路を選択できます。

    県立女子短期大学と栄養大学は
    手前味噌ですが…
    米沢市の「学園都市よねざわ」を
    担う素晴らしい大学です!