MENU

【種子島の地】

活動報告

【種子島の地】

おはようございます。
昨日、大雨特別警報が出た鹿児島県霧島市。
空港がほど近くにあり、
ほとんどの空路、一部の道路が
遮断されました。

土砂崩れにより連絡が取れない方も
おられるようです…。
被害に遭われました方々、
自治体のみまさまに
心からお見舞い申し上げます。

山形県も昨年の7月25日、
3年前の8月3日と
大きな水害に見舞われました。
自然の中に我々人間が
生かされていることを肝に銘じ
全力で防災に努めていかなければ
ならないと思います。

鹿児島視察最終は、
多様な事柄の起源となっている種子島。
大雨の影響で文字通り孤島と化し
各地と結ぶ空路は全便欠航。
やっと取れた海路での
九州上陸となりましたが、
鹿児島市内も土砂降りでした。
昨夜は、行けるところまで行こうと
遅れ遅れながら電車で
福岡市に23時30分着…。

これはこれで、致し方ないことだと
一緒に視察した伊藤 香織・鈴木 学 県議と
共に当然受け入れたところでした。
今まさに、仙台の地に着きました。
これから電車で米沢に帰りたいと思います…。

さて、最終日視察の初めは「農の起源」。
“日本一早いコシヒカリ”の地では、
すでに刈り取りが終わり
新米の時期を迎えていました。
3月に田植え、8月に稲刈りというサイクルは、主食米最南限の地だからこそできることなのです。
さらにサトウキビは、
沖縄や奄美よりも生産収穫量が多く
中には20haもの畑を耕作する
専業農家の方もおられるそうです。

続いては「鉄砲の起源」。
日本史の教科書でも
周知の事実鉄砲伝来の種子島。
西之表市では、鉄砲に関わる返礼品などで
昨年の倍近い寄付が集まっていました。
記念館には、直江兼続時代に
地元米沢市の白布地区でつくられた
「米沢筒」の紹介もありました。

また、独自の取り組みとしては、
東京大学未来ビジョン
研究センターと共に
『共創の場形成支援プログラム』の育成型(共創分野)プロジェクトに採択、
地域資源を循環利用する物質・
エネルギーシステムを社会実装するため
「イノベーションエコシステム」を地域ごとに醸成する「産学公共創モデル」として、
種子島をフィールドに実践していました。

続いて「宇宙工学の起源」。
種子島には、みなさまもご存知のとおり
『JAXA種子島宇宙センター』があります。
日本最大のロケット発射場であり、H3ロケットなどが打ち上げられています。
この宇宙センターは、
世界一美しいとも言われる
ロケット発射場として知られています。
今回の視察では、JAXAの担当課長さんから
丁寧な説明を受け「宇宙科学技術館」にて、
ロケットや人工衛星、
国際宇宙ステーション計画、
地球観測など、
日本の最新宇宙開発分野について
調査研究することができました。

最後の“はじまり”は、
「魅力ある高校教育の起源」。
みなさまは、ミライデザイン科という
高校の学科をご存知でしょうか?
これは、文部科学省にて
「新時代に対応した高等学校改革推進事業」に
昨年度採択された
県立種子島中央高等学校に設置されている
地域課題の解決を目指す学科です。
デジタル技術を活用し
仮想空間での表現や
コミュニケーション、
データ分析などを学ぶことで、
種子島の持続可能な発展を支える
次世代人材の育成を目的としています。
民間事業者がが運営コンソーシアムに参画し、
コーディネーターとしてカリキュラム設計や
授業支援を行っています。

生徒たちがどんなふうに変化したか?
目標や自己有用感をなかなか持つことのできなかった生徒たちが、デジタル技術を使いこなすことによって自信を持ち、
自らの考えを積極的に
表現できるようになっているそうです。

正直この学科は、
大きな可能性を
秘めていると思いました!
県立高校の魅力化に向けて、
大きく良い方向に進むカギが
この学科にあることを学びました。

本当に実のある3日+1日。
山形県議会で活かせていけそうです。

広島の日に始まり
長崎の日で終わった
“鹿児島視察三部作”。

締めの言葉は…

種子島の地は、
生命力を感じる先進の場所でした…。

鹿児島県内での大雨被害が、
これ以上拡大しないことを心から祈り
視察報告とさせていただきます。

長文にも関わらずお読みいただき
本当にありがとうございましたm(_ _)m